ピアノは鍵盤を押すと音が響きますが、その構造をアクションといいます。
ではここでアクションについて触れてみましょう。
鍵盤を叩くと、連動した様々な部品がその力を伝え、ハンマーが弦を叩いて振動させますが、この仕組みをアクションといい、主にタッチ(弾き心地)を担当しています。
1つの音を出すのに、約70〜80個の部品が必要で、木・羊毛や布・金属など異なった素材から形成されるアクションは、細かい調整によってバランスを保っています。
様々な素材から形成されるアクションですが、温湿度などの環境の影響も受けやすく、年月や任用頻度によっても消耗や調整の乱れが発生します。
水平に張られた弦を下から叩く平型のグランドピアノと、垂直に張られた弦を前後運動で叩く縦型のアップライトピアノとでは、アクション機構に決定的な違いがあります。
ハンマーの水平運動によって発音できるグランドピアノでは、ハンマーが自重で速やかに戻るため素早い連打ができるなど、よりプロの高度な演奏テクニックや表現力に応えられる構造になっています。
鍵盤そのものは木でできており、かつては白鍵部分に象牙を、黒鍵部分には黒檀を貼っていること多かったのですが、現在では合成樹脂製や、象牙や黒檀の質感を人工的に再現した新素材(人工象牙、人工黒檀)などが採用されています。