世界中で愛され続けるピアノですが、そのピアノの歴史や前身となる楽器について紹介しましょう。
みなさん、誰でも一度くらいは見たいり触れたことがあると思いますが、ピアノは弦をハンマーで叩くことで発音する鍵盤楽器の一種です。
演奏目的として使われるのはもちろんのこと、音楽教育、作品研究、作曲などにも広く用いられています。
クラシックオーケストラの持つ音域のほぼ全てを内包しているので、西洋音楽のほとんどの曲は、ピアノ曲に編曲して演奏することができるという特徴があります。
ピアノの前身楽器である「クラヴィコード」と「ハープシコード」について紹介しましょう。
クラヴィコードは13世紀頃から出現したといわれ、外観は長方形で、4本脚がついたものと、脚がなく直接テーブルに置くものとがあり、音域は3〜5オクターブでした。 この楽器の最大の特徴は、打弦法にあり、鍵盤を押すと鍵盤奥にある真鍮製のタンジェントが弦をつきあげて音を出します。音量は小さなものでしたが、その繊細な音色は多くの作曲家や愛好家を魅了しました。
ハープシコードは鍵盤を押すと、鍵盤の奥のジャックが上がり、それについている「爪」が弦をはじいて発音します。爪は、皮革、羽根軸などで作られ、その材質によって音質が変わります。音は鋭く華麗で音量もクラヴィコードより豊富ですが、音の強弱はあまり得られません。音域は4〜5オクターブのものが一般的です。ハープシコードはバロック音楽を代表する楽器で、現在でもつくられています。
この楽器の型式が今日のグランドピアノに移行していきました。