外見はよくわかっていても、その構造は意外と皆さん知りませんよね。
ここではピアノの内部を覗いてみましょう。
鍵盤を叩くと、連動した部品がその力を伝え、ハンマーが弦を叩いて振動させます。
弦の振動が響板に伝わり、それが空気を振動させ音が響きます。
しかし実はそれだけではなく、鍵盤が底にあたる音、アクション部品が運動する音など、様々な打音全てがピアノ全体に響き渡り、それらを総合したものがピアノの音なのです。
ピアノは小さな音から大きな音まで、音色の変化を伴いながら幅広く出せることが大きな特徴のひとつです。
最も大きな音を出すときは100デシベルを超えることもあります。
これは近くを電車が通過するときくらいのパワーに相当します。
また、あらゆる楽器の中でも最も音域の広い楽器です。
ピアノの材料は主に木です。
そして、金属、フェルト、合成樹脂、塗料などで構成されています。
木材も部位により、それぞれの働きに適した樹種や木目が違います。
音に直接関係する響板には、音の伝達特性に優れるスプルースの柾目板が使われ、ピン板やアクションにはカエデやブナといった硬い木が、それぞれ使われています。
木やフェルトで作られる部品は、温度や湿度の変化によって、寸法をはじめとした特性に影響を受けやすいため、正しく発音を保つためには、正しい管理やメンテナンスが必要不可欠です。